有名経営者のひとくちエピソード(1) | キャッシュフロー改善の専門チーム。株式会社産業育成研究所

有名経営者のひとくちエピソード(1)

2024.10.20 ビジネス哲学

アップルコンピュータの「スティーブ・ジョブス」のエピソード

「人間は物事をほどほどで仕上げるより、考え得る最高の出来に仕上げた方がはるかに大きな喜びを感じる。卓越した結果が求められる環境で働く者は自らモチベーションを高め、卓越した仕事振りを示すようになる。」と言っている。

トイザらスの創始者「チャールズ・ラザラス」のエピソード

「会社に留めるのがかえって相手のためにならない場合がある。このことは繰り返し学んだ。結局は現実を直視するのが一番だと思う。私は誰であれ解雇するのはいやだった。いつも「あの人は子供が5人もいるじゃないか」などと考えてしまう。そういうことを考慮に入れてしまったわけだが、それは間違いだった。もう一度言うが現実を直視するのが一番だ。

うちのスタッフの中でも、ここを辞めさせられた後、よそで大成功したものもいる。

言い換えると、解雇は相手にとってよいことかもしれないということだ。

会社の設立に力を貸し、その後5億ドル、10億ドルと売上を伸ばしていくのに尽力してくれた人々が息切れしていく姿を見ることは、これまでで最も辛いことだった。だが辛くとも、現実を直視しなければならない。  

彼らはすばらしい人たちだ。しかし、10億ドルを50億ドルへ100億ドルへと引き上げていくには力不足なのだ。この事実を認め、きちんと対処していくことは、経営者にとって最大の課題となるだろう。」と述べる。そしてそれらの人々が事業の未来戦略にむしろ足かせになることがあること、そして会社を辞めて別の会社で大活躍している人材も多くいることを指摘している。

スターバックスの創始者「ハワード・シュルツ」のエピソード

彼はコーヒーショップのための資金集めに奔走した当時、1年間に242人に話を持ちかけ、217人に断られた。

「これほど大勢の人から、なぜ私のアイデアが投資に値しないか、という話を聞かされたらどれほど気持が落ち込むか想像して欲しい。1時間のプレゼンにはつきあってくれたがその後電話をくれない人もいた。こちらから掛けても電話口に出ようともしない。ようやく本人が捕まっても、なぜこの話に興味がないかという理由を聞かされるだけだった。屈辱的な毎日だった」

シュルツ氏にとって何より辛かったのは拒絶の連続の中で明るく振舞いつづけることだった。

「投資を依頼する相手の前では事業に掛ける意気込みや情熱を十分に示さねばならない。地主と面会し土地を借りる交渉を始めてもこちらがシュンとなっていては話にならない。だが、今週すでに実りのない面会を繰り返し経験していたとしたら、どうやって自分を鼓舞しろというのか?まさにカメレオンになるしかない。

自分の前にいるのは初めて会う相手なのだ。どんなに意気消沈していようと最初の交渉のときと同じように溌剌とした自信たっぷりな態度を示さねばならない。」

今や世界にチェーン展開をするスターバックスも、初期にはこのような精神的な千仞の谷を通っている。